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ミャンマー新大統領が就任 スーチー氏も出席

ミャンマーの新大統領に選ばれたティンチョー氏(69)の就任式が30日午前、首都ネピドーで行われました。
ティンチョー氏は国民民主連盟(NLD)を率いるアウンサンスーチー氏の側近。NLDが絶対多数を獲得した昨年の総選挙を受け、今月国会での投票で選出されました。

同氏は、これまで5年間の任期中に大幅な民主化改革を進めたテイン・セイン大統領に代わり、ミャンマーで56年ぶりとなる文民政権を率いることになります。

就任式にはスーチー氏も出席しました。同氏は外国籍の息子2人がいるため、軍政下で制定された憲法の規定では大統領にはなれません。軍部は今も全議席の25%を占める制度となっており、憲法改正への拒否権も有するため、この条項が修正される見込みはありません。

ティンチョー氏とスーチー氏は同じ高校の出身で、長年の親しい間柄。新政権にはスーチー氏の意向が色濃く反映される見通しです。

長期自宅軟禁など軍事政権の弾圧を乗り越え民主化を進めてきたスー・チー氏の次なる目標は、自身の大統領就任を阻む憲法の改正です。議会での軍人議員枠などを認めた現憲法を守りたい国軍との攻防は、激しさを増しています。

新大統領に就任したティン・チョー氏の議会演説は約4分と短く簡潔でした。施政方針を「国民の和解、国内の平和、民主的な連邦制を導き生活水準を向上させる憲法の姿」と言い切りました。ずばり改憲です。

「国民の希望に沿うために」との言葉からは、高い人気で昨秋の総選挙を圧勝したスー・チー氏が大統領として国を率いるべき、との信念がにじみます。

演説に続く閣僚らの宣誓式でスー・チー氏は、制服姿の国軍指名3閣僚と並びました国政改革で対峙(たいじ)が予想される両者が、かりそめの調和を演出した格好だ。

NLD幹部は今年に入り、子供が外国籍の人物の大統領就任を禁じた憲法条項の一時停止で、息子が英国籍のスー・チー氏の大統領就任に了解を得ようと、国軍側と秘密交渉しました。

しかし、国軍側は見返りに利権ポストなどを要求。NLD関係者は「裏取引を危険と判断したスー・チー氏は、正面からの憲法改正を決断した」と語っています。2月の会談でミン・アウン・フライン国軍総司令官にスー・チー氏のこの覚悟が伝わると、「最悪の雰囲気となった」といいます。

総司令官は27日の国軍記念日で演説し「軍は国の安定を保つ。国政でも主導的な役割を担う」と強調。自身の定年を5年間延長して次期総選挙まで憲法を堅持し、スー・チー氏の大統領就任を阻止する構えです。内戦をめぐる少数民族武装勢力との和平交渉も道半ばで新政権の課題となります。

大統領官邸では30日、新旧大統領の引き継ぎ式が行われ、中継映像では、両者はにこやかに握手を交わしたが、立ち会ったスー・チー氏と総司令官が歩み寄る様子は見られませんでした。


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日本の高齢者 産業廃棄物か天の恵みか?

定年退職後も働き続けたいという人は、あまり多くありません。特に日本では、ほとんどのサラリーマンは平均40年間、ひとつの雇用主の元で勤め上げることに人生を捧げるからです。

65歳になったら引退してゆっくりしてもいいだろうと感じる人は大勢います。しかしそれはお断りだという人もいるようです。

かつての同僚に自分の人材会社に参加しないかと声をかけられた時、幸山明雄さん(67)には渡りに船でした。
「定年になった時、趣味だとか旅だとかやりたいって一時は思うんですけども、1年とか1年半すると、元気なのにこれでいいのかなって、私も含めて思うんですよね。そんな時に声をかけられて入ってくる人が多いですね」

幸山さんが入った人材会社「高齢社」は、定年退職してなお働きたいという人たちの会社です。
人材登録している750人の平均年齢は69歳。最高齢は81歳だ。受付や個人運転手など、30種類の業務内容ができあがります。

高齢社の創設者・上田研二さんは日本の労働人口の縮小を解決するカギは、高齢者や女性、外国人、ロボットにあると講習会で聞きました。そこで「日本のシルバー人材を活用できる会社を始めたんです」と、現在の代表取締役の幸山明雄さんは話します。

日本の労働人口は急速に減り続けています。
高齢社が創業した2000年に、日本の総人口に占める65歳以上の割合は17.4%だった。2016年2月になるとその割合は26.9%にまで上がり、2040年までに36.1%になる見通です。

その3割はすでに医療や年金に費やされ、その割合は急速に膨らんでいます。
高齢社を立ち上げた上田さんは自身も70代。退職した高齢者は、リサイクルすべき「産業廃棄物」だ、家で妻の邪魔をするくらいならまた働いた方がいいと冗談にしていました。

「現役の時はみんな週5~6日フルタイムで働いていたけど、高齢者になると毎日働くのは大変だから、週3日をベースにして、同じ仕事を2人でワークシェアリングしてもらっています」と幸山さん。

高野力三さん(68)にとっての週2日の職場は、都心にある屋上庭園だ。東京タワーとレインボー・ブリッジが見える見晴らしの良い屋上で依頼主の庭の手入れをしている様子は、はた目には仕事というよりは楽しい趣味のようにも見えます。
「定年前は(東京ガスで)工場のフロアプランの仕事とかをしていて、造園技能士の資格も持っているんです。だから屋上にはどういう土がふさわしいかとか、そういうのを分かっているので、またこういう機会がもらえて嬉しいです」と高野さんは言います。

高野さんをはじめ高齢社が派遣する人たちの収入は、それほど高くはない。平均時給は800~1000円。飲食店の学生アルバイトと同じような金額です。

小遣いに、孫のためにと、時給の安さは必ずしも問題ではありません。
「週3日程度、週30時間、もしくは40万円を超えなければ、社会保険料を会社も本人も負荷しなくていいですし、年金にも影響が出ない。週3日なら基本的には30時間越えないので」と幸山さん。「自分の自由に使える良いお小遣いになるし、それで孫を甘やかせられる。それも働くことの魅力です」。

しかし日本は伝統的に儒教社会なので、通常ならば年長者ほど報酬が高く、職場でも尊敬されるのが普通です。なので、低い立場で職場復帰することに抵抗を覚える人も何人かいたそうです。

「引退した後に現役復帰したいなら、後輩として入るんだって、新入社員に戻らなくてはならないと、自分たちを教育し直すんです。相手をさん付けしなさいとか。下手にでるというか。年寄りになると頑固ですが、従順な気持ちになって、お手伝いの気持ちで仕事に入ってもらわないとなりません。そうすると、歴史のある人間に見習うことはたくさんあると思うので、黙ってても相手がこちらの背中を見て学んでくれるようになります。そういう気概は大事だと思います」と幸山さんは言います。

しかし年功序列は日本社会に根深く組み込まれています。

そのため75歳の常野正紀さんが柏市に地域支援グループ「地縁のたまご」を作った時には、絶対に以前の職業や肩書きをグループの中で話題にしてはならないと決めました。「地縁のたまご」には現在100人以上が参加し、自分たちを「他世代交流型コミュニティ」と呼びます。

退職前は何をしていたのか、オフレコでもいいからと尋ねても、常野さんは教えてくれませんでした。たとえ誰かがかつては社長や外交官だったとしても、グループの全員が互いに平等に接するのが大事だからだと言います。
常野さんたちが柏市で請け負う作業は、決して派手なものではありません。

現役時代の肩書がなんだったにせよ、どれだけ高い役職に就いていたかいなかったかは関係なく、常野さんは明らかに今の自分の役割を誇りに思っています。

地域に貢献できているという充実感も印象的です。それは、スリッパ履きのまま家でじっと座っていただけでは、得られなかったものばかりだからです。
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過激トランプ氏、在日米軍駐留撤退と核武装「発言」の本音 

米大統領選の共和党での指名争いでトップを走っている不動産王のドナルド・トランプ氏(69)が仮に当選した場合、東アジアの安全保障環境は大変動を迫られそうです。

2016年3月26日(米東部時間)にニューヨーク・タイムズ紙(電子版)に掲載されたトランプ氏のインタビューで、在日米軍の撤退、日米安保条約の見直し、そして日本と韓国の核保有を容認を示唆したからです。

かつての「世界の警察官」として国際社会に対してコストを割く余裕がなくなったことを強調する内容で、米国の一部保守派の主張を反映していると言えますが、安倍首相が最重視し、安保法制の前提である日米安保条約の見直しが急浮上した形と言えます。

安保条約におんぶにだっこしている日本。万が一米軍が撤退した場合、どのようなことが想定できるでしょうか?

メリットとしては米軍が使用している基地等が解放される。
デメリットとしては他国からの侵略、攻撃の可能性が高まる。

でしょうか。

インタビューでは、トランプ氏が外交問題に1時間40分にわたって持論を展開。日米間の貿易不均衡を「信じられない」「非常にアンフェアな状況」などと主張するなかで、米軍の駐留経費にも言及しました。

インタビューを担当した記者は、日本が米軍に対して世界で最も多額の経済的負担をしていることを指摘しましたが、トランプ氏は

「それはそうだが、実際にかかっているコストよりもはるかに少ない」
と反論。さらにトランプ氏は、日本や韓国が駐留経費への貢献を大幅に増やさなかった場合、撤退する可能性について聞かれ、

「喜んでではないが、やぶさかではない」
「このこと(米軍駐留)で数十億ドルという巨額の費用を失う余裕は、もうない」と応じました。

話題は核武装にも及び、北朝鮮への抑止力を議論する中で、「彼ら(日本が)自分の核兵器を持つ必要があり、単に我々(米国)に依存することはできないかもしれない、ということか」
という記者の質問に、トランプ氏は「本当にそうだと思う」と答えました。

同盟国と結んでいる多くの基本条約についても「再交渉」する必要性を主張。そのひとつとして日米安保条約を挙げました。トランプ氏は、日米安保条約を「片務的」「フェアな取引ではない」だと主張しました。

トランプ氏が大統領になるかどうかはわかりませんが、安保条約の神話に頼りきっている日本が再度状況を見直すには、良い機会なのかもしれません。
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桑田佳祐が女川でサプライズFM生放送!

サザンオールスターズの桑田佳祐さん(60)が26日、東日本大震災の被災地・宮城県女川町をサプライズで訪れ、TOKYO FMのレギュラー番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」の公開生放送として、電撃的にミニライブを開催しました。

桑田さんはJR女川駅2階にある町営の温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」に現れると、「仙台から1時間かけて来ました。曲いきましょうね。女川さいがいFM、ありがとう!!」と言い、サザンの78年のデビュー曲「勝手にシンドバッド」を歌い出しました。

「女川、頑張っていきましょう!!」と気合を入れながら、軽快に歌い、ライブが幕を開けました。これには女川の方たちも、びっくりしたでしょうね。でも、なんともうらやましい。

この日の生放送は、TOKYO FM系列で生放送されたほか、東日本大震災発生後の11年4月に開局し、今月27日に閉局する女川町の臨時災害放送局「女川さいがいFM」でも同時生放送されました。

桑田さんは同局が閉局することについて触れ、「大変お疲れさまでした。ボランティアで、いろいろな人が話したと聞いています。女川の真の復興につながればいいと思います」と、同局関係者をねぎらい、復興を願いました。

桑田さんは女川町訪問にあたり、同町出身の歌手中村雅俊さん(65)に「女川に来ましたよ」とメールしたことを明かしました。

そして「女川町長に立候補しようと思います。(経歴)詐称疑惑で…雅俊さん、ありがとう!!」と言いながら、2曲目に自身が作詞、作曲した中村のヒット曲「恋人も濡れる街角」。3曲目には「いとしのエリー」を熱唱。

「ズラがバレてる? ズラなんですよ。ズレてしまいました」と言って、観客を笑わせていました。4曲目には、自身のソロ曲「風の詩を聴かせて」を歌いました。

そして5曲目に、ちあきなおみの「紅とんぼ」、6曲目に自身のソロ曲「明日へのマーチ」。さらに「次の曲、適当に歌ってズラかりましょう」とジョークを言った後、7曲目に「祭りのあと」を歌った。桑田さんは歌詞に合わせて、観客に「くじけちゃ駄目だよ!!」と呼び掛けました。

桑田さんは「我々の想像もつかないような、ご苦労が多々あったと思います。未来が豊かでありますように祈っています。音楽人として、女川が大切な場所であることを思いながら…。番組としては最後の曲…その後は分かりません。女川の方とは、もう少し過ごしたい」と言い、8曲目に、自身のソロ曲「明日晴れるかな」を歌いました。

桑田さんは「今日はお騒がせしました。女川ありがとう!! 放送が終わったら、何曲か歌わせていただける。その模様を来週、聴かせるかもしれない。閉局の労をねぎらい…お疲れさまでした。女川さいがいFM、万歳!!」と言い、来週の「桑田佳祐のやさしい夜遊び」で、番組終了後の“延長ライブ”の放送を行う可能性を示唆しつつ、番組を締めました。
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愛知県の職業「忍者募集」、海外から応募殺到

愛知県の観光局が募集した6人の「忍者」職に、野心に燃える海外の数百人の忍者たちが殺到しました。国内からの応募者数をはるかに上回っているそうです。

愛知県は今月、観光PRのための忍者の募集を開始、応募者の国籍は問わないと表明しました。その1週間後、200件以上の応募が集まりましたが、そのうち85%が海外からだったそうです。
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愛知県振興部観光局の安達智志(Satoshi Adachi)さんはAFPの取材に、これほどの大きな反響が海外からあるとは予想していなかったと語りました。

観光当局は、応募者235人の中から候補者を37人に絞り込んだ。最終選考に残った外国人は、米国やフランス、タイなどの13人です。

海外からはたくさんの応募があったものの、来週の日本でのオーディションに出席するための旅費を自分で負担しなければならないことにより、多くの人が選考から外れ、最終選考に残った日本人は24人となりました。

回新たに雇用される忍者は1年契約で、月給18万円とボーナスが支払われます。
愛知県の観光局が募集した6人の「忍者」職に、野心に燃える海外の数百人の忍者たちが殺到した。国内からの応募者数をはるかに上回っています。

愛知県は今月、観光PRのための忍者の募集を開始、応募者の国籍は問わないと表明した。その1週間後、200件以上の応募が集まったが、そのうち85%が海外からだったそうです。

愛知県振興部観光局の安達智志(Satoshi Adachi)さんはAFPの取材に、これほどの大きな反響が海外からあるとは予想していなかったと語りました。

観光当局は、応募者235人の中から候補者を37人に絞り込みました。最終選考に残った外国人は、米国やフランス、タイなどの13人です。

海外からはたくさんの応募があったものの、来週の日本でのオーディションに出席するための旅費を自分で負担しなければならないことにより、多くの人が選考から外れた。最終選考に残った日本人は24人となりました。

今回新たに雇用される忍者は1年契約で、月給18万円とボーナスが支払われます。

KDDIがグーグル主催の月面探査レースに参画  賞金22億!

KDDI(au)が米グーグル主催の月面ロボット探査レースに参画します。
日本から唯一出場している産学連携チーム「HAKUTO(ハクト)」とパートナー契約を結んだと発表しました。

資金面と合わせ、月面探査ロボット(ローバー)の無線操作やデータ送信を技術面で支援します。

課題は月面を500メートル走行し、撮影した映像を地球に送ること。民間初の栄誉を勝ち取れるか。

「当社には50年以上に及ぶ宇宙通信のDNAがある」。ハクトを運営するispace(アイスペース、東京・港)との共同記者会見でKDDIの田中孝司社長は自信ありげに語りました。

「au×HAKUTO」と銘打って、挑むレースは「Google Lunar XPRIZE」です。

民間による宇宙開発の加速を目的としたレースにはハクトを含む世界16チームが参加しています。月に送り込んだローバーを遠隔操作で500メートル以上動かし、動画や写真を撮影。データはローバーから月面着陸船に送り、さらに地球に送信。

最初に成功したチームに賞金2千万ドル(約22億4千万円)が贈られます。」

さらに「最大でも毎秒100キロ(キロは千)ビット」(KDDI研究所の中島康之所長)という低速通信回線で高精細な映像をどう届けるか。通信中に欠落したデータを受信側で正しく補完する技術も提供します。

KDDIが主戦場とする国内の携帯電話市場は端末の品ぞろえや料金で大手3社が横並び。格安スマートフォンの台頭もあり、競争は厳しい。新たな顧客層の開拓やブランド力の向上に向け、KDDIは様々なプロジェクトに取り組んでいます。

農家民泊脚光! 再来日の外国人客も

農村生活を体験できる「農家民泊」が注目を浴びています。
自然豊かな京都府北部の綾部市や福知山市などには個性的な宿が点在し、都市部の人たちに加え、増加する訪日外国人が里山の暮らしを楽しもうと足を運びます。

有名な観光地やツアーでは味わえない魅力が民泊にはあるようです。

「パチッ、パチッ」。いろり端で、まきのはぜる音が新鮮です。まだ肌寒い2月下旬、綾部市十倉名畑町の「農家民泊 健ちゃん村」。宿泊客の韓国人大学生、朴基雄(パクキウン)さん(23)は「思い描いていた本当の日本を感じる」と、手をあたためながらしみじみ語りました。
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健ちゃん村は、京都縦貫自動車道の京丹波わちインターチェンジから車で約15分、山あいの府道沿いにあります。大阪市で会社員をしていた篠塚健二さん(72)が14年前、養蚕農家だった古民家を購入し、定年退職後に移り住んだのです。

露天風呂や里山風景を一望できるウッドデッキを手作りし、2009年に開業しました。斜面に設置した竹のブランコでは、サルがよじ登って遊んでいたこともあったそうです。

そんな環境に引かれ、都会の若者や家族連れが毎月1組ほど宿泊。山菜摘みや川遊び、まき割りなど季節ごとの体験を楽しめるのが魅力です。韓国人旅行者や中国の修学旅行生を受け入れたこともあるそうです。

日が暮れたころ、自作したり近所の農家からもらったりしたネギや白菜などが食卓に並びます。「ほとんど自給自足。田舎のぜいたくを味わえる」と篠塚さん。いろりで鍋料理にすると、ほくほくの湯気が立ち上ります。朴さんは珍しそうにスマートフォンで撮影。地域住民らが入れ替わりやって来て談笑していきます。

朴さんはこれまで3回来日しましたが、訪れたのは東京や大阪といった大都市ばかり。「地方の暮らしを見たい」と、綾部市観光協会で1カ月間の就業体験に挑戦。同市や府北部の魅力を韓国語の個人ブログで発信する仕事などを担当しました。

宿泊を勧めた観光協会の竹市直彦事務局長(51)は「外国人の受け入れ数を増やしたい。韓国人の目線から農家民泊の魅力を発信してほしい」と期待しています。

翌朝。アイガモの鳴き声で目が覚め、朝食は地元の野いちごにヨーグルトをかけて味わいました。

続いて、近くの農業井上豊秋さん(66)の指導でそば打ちを体験。朴さんは韓国ではなじみの薄いそばに興味津々。「細く切るのは難しい」と悔しそうに何度も麺切り包丁を入れ直すと、井上さんから「韓国にそば打ちの弟子ができた」と声を掛けられ、はにかみました。

 「韓国人にとって、日本といえば秋葉原や大阪城を想像しがち。地方で日本人と一緒に体験したことを多くの人に伝えたい。観光客ではなく家族のように接してくれた」。朴さんは名残惜しそうに宿を後にしました。

篠塚さんは「田舎のありのままの生活が人を引きつけている。自然に囲まれて人との交流がある農家民泊は、里山の新しい可能性だろう」と話しています。

里山は形態は違えど、日本のどの地域にもあります。私たちが当たり前すぎて気づかないところに、魅力を感じる外国人が多いのですね。

農業民泊は新たな観光資源かもしれません。

東京で桜開花 満開はいつごろ?

気象庁は3月21日、東京で桜が開花したと発表しました。平年より5日早い開花で、都心でサクラが満開となるのは3月末から4月初めごろと予想されています。時事通信ニュースなどが報じました。

気象庁職員が、「お待たせしました。東京の桜、開花です」と宣言すると、靖国神社を訪問していた参拝客から拍手が起こりました。
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気象庁は全国58地点の標本木で、「花が5~6輪開いたとき」にさくらの開花を、「花が80%咲いた(八分咲き)になったとき」に満開を発表しています。

東京の標準木とされているのは、靖国神社境内にあるソメイヨシノの木。

毎年、開花発表が出ると、この木に多くの報道陣や参拝客が集まり、撮影をする光景が風物詩となっています。

しかし、日本全国まだまだ寒いですね。

私の住む長崎では、桜のつぼみが膨らんではいますが、まだ咲いてないようです。

3年前に、アメリカンチェリーを食べたあとに種を植えてみました。100個ぐらい植えた中の3個だけ芽が出て、そのうちの1本だけが枯れずに残っています。

人の背丈ぐらいの木には新芽が伸びてきており、もしかしたら花が咲くのでは?と密かに楽しみにしています。

ネットで検索してみると、やはり食べたあとに種を植えて花を咲かせている方がたくさんいるようですね。

アメリカンチェリーの花は果たしてどんな花でしょうか?


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米アマゾンがリアル書店 2店目をオープン 狙いは何か?、現地メディアが分析

昨年11月にシアトルで初の書店をオープンさせたアマゾンが、サンディエゴで2店目を開店することを計画していると発表しました。

電子書籍の売り上げが落ち、紙の書籍の売り上げが安定しつつある中、アメリカの書店は、アマゾンの実店舗参入本格化に神経をとがらせています。

アメリカでオープンということは当然、日本でも可能性はあるといえます。アマゾンはどのような戦略を練っているのでしょうか?
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電子書籍の台頭や、安い書籍のオンライン販売に押されて低迷していた書店業界ですが、ロサンゼルス・タイムズ紙(LAT)によれば、このところ業績は持ち直しつつあるそうです。

「ショップ・ローカル(地元で買おう)」ムーブメントにより、オンラインに流れた客が近所の書店に回帰しており、小さな書店の売り上げは増加しているようです。

そんな折、アマゾンが実店舗ビジネスに参入することは、多くの書店にとっては脅威となり得ます。書店や図書館向けのオンライン・ニュースレター『Shelf Awareness』の発行人、ジェン・リスコ氏は、昨年の実店舗での書籍販売は8億ドル(約900億円)以上で、アマゾンにとっても魅力的な市場だと説明します。

要はセールス、ビジネス拡大のため、アマゾンが実店舗販売にも触手を伸ばしてきたと同氏は捉えているようですね。

アマゾンの実店舗進出の意図は明らかにされていませんが、目的が書籍販売以外にあると指摘する声もあるようです。

シアトルの店舗を訪れたニューヨーク・タイムズ紙(NYT)の記者は、店内は明るく清潔で、通常の大型店と同様だと述べますが、本の品揃えは5000~6000種で、ずっと少なめだそうです。

アマゾンでは出版も行っているため、自社の本の売り込みも出店の理由ではないかとささやかれていますが、特別なセクションも設けられておらず、ウェブサイトでの紙の書籍販売の市場シェアが6割とも推定されるアマゾンにとって、実店舗販売はあまり重視されていないという印象を同紙記者は持ったようです。

 一方、配達時間短縮のためアグレッシブに配送センターを開設するアマゾンが、実店舗を配送センターの小型版として試しているのかもしれないというアナリストの見方もあるようです。

商品を置いて直接買い物客に見てもらうだけでなく、注文された品を店舗から直接送ったり、客からの返品を直接受け付けたりするなど、利便性を高めようとしていると見る業界関係者もいます。

前出のNYTの記者は、人工知能スピーカー『Echo』や『Fire TV』のようなアマゾン製の電子機器が、シアトルの店舗では中核になっていると報告しています。

これらの機器は、店内のテーブルやスタンドに置かれており、ちょうどアップルストアでiPadに触れるような感じだという。新しく使い慣れないデバイスを紹介する上で、実店舗が有効なことをアマゾンは認識していると専門家は指摘しており、自社機器のショールーム的な意味合いもあるようですね。

NYTの記者も、必ずしも今後すべての店舗で書籍にフォーカスされるとは限らないと述べ、アマゾンにとっては実験だとしています。

日本でも街並みに「Amazon.Books」の文字が並ぶ日は、そう遠くないかもしれません。
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リアル「少林サッカー」少林寺がサッカー学校設立

香港映画の「少林サッカー」ではカンフーの達人が繰り出す超人的なプレーが印象的ですが、その超人的なプレーが実現するかもしれません。

中国河南省の武術学校でサッカーの育成施設が昨年誕生。今後カンフーの基礎を叩きこまれた青少年たちがサッカーを学んでいます。
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河南省登封市の嵩山少林寺から数百メートルのところにある「少林寺塔溝武術学校」では、サッカーのトレーニングに適した青少年が3万人近く在籍しています。

河南省体育局の張文深(ジャン・ウェンシェン)局長は、「少林寺塔溝武術学校」でのサッカー育成施設設立について、「これは河南省が進めるサッカー改革であると同時に、伝統武術を広める大胆な試みでもある」と述べています。

同施設には現時点で3人のコーチが着任し、生徒50人で構成された男女2クラスを指導しています。生徒は10〜11歳の女子と11〜12歳の男子が集められているとのこと。

武術学校側は「3年で普及させ、5年後には成績を残し、8年後にはブランド化する」との目標を立てています。

現在中国では、中国スーパーリーグが16クラブが費やした移籍金は3億ユーロ(約374億円)超。英プレミアリーグを抜き、世界一です。

ブラジルのアレックス・テイシェイラを、リバプールやチェルシーなどのビッグクラブとの争奪戦を制して5000万ユーロ(約62億円)で獲得するなど積極的な補強を続けています。外国人選手だけではなく中国人選手の獲得にも大金を投じており、GK顧超(グー・チャオ)の移籍金は700万ユーロ(約8億7000万円)という値をつけています。

自前で少林サッカー的なスーパースターを育てることは→大金を稼ぐということでしょうか。
さてさて映画「少林サッカー」のようなスーパープレーが見られるか?
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