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人工知能「Watson(ワトソン)」が日本語に対応 仕事が人工知能に奪われる?

アメリカのIBMが開発した人工知能を備えたコンピューターシステム「Watson(ワトソン)」が日本語でコミュニケーションできるようになり、スマートフォンなどを使ったファッションのアドバイスや金融機関への問い合わせなど、幅広い分野での人工知能の利用が広がりそうです。

「Watson」は、アメリカの大手IT企業、IBMが開発した人工知能を備えたコンピューターシステムで、2011年にはアメリカの人気クイズ番組「Jeopardy!」に参戦し、当時のクイズ王に勝利して脚光を浴びました。
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これは1997年に、当時のチェス世界チャンピオンのガルリ・カスパロフに勝利したIBMのコンピュータ・システムであるディープ・ブルーに次ぐプロジェクトです。しかし、クイズ番組では自然言語で問われた質問を理解して、文脈を含めて質問の趣旨を理解し、人工知能として大量の情報の中から適切な回答を選択し、回答する必要があります。

ワトソンは、10台のラックに搭載されたPower Systems 750で構成され、2880個のPOWER7プロセッサ・コアを搭載し、オペレーティングシステムはLinux、処理性能は80テラFLOPS(TFLOPS)で、インターネットには接続されておらず、本・台本・百科事典(Wikipediaを含む)などの2億ページ分のテキストデータ(70GB程度、約100万冊の書籍に相当)をスキャンして取り込んでいます。

18日に東京・中央区の日本IBMで行われた記者会見では、日本語の文章や音声を認識できるようになった「Watson」が発表され、スマートフォンのアプリやパソコンを使った活用事例が紹介されました。

このうち、自分の好みにあったファッションを選んでくれるプログラムでは、「スーツを買いたいんだけど」と話しかけると、過去の購入履歴などから商品を選んでくれます。そして、「ちょっと高いね」とか「明るいのはない?」などと尋ねると、質問の内容を理解し希望に添った商品を画面上に次々と表示してくれます。

日本IBMは、これまで十分に活用されてこなかったさまざまな日本語のデータを使い、新薬の開発から金融や小売り業まで、幅広い分野で人工知能を使ったシステムの活用が期待できるとしています。

人工知能の発展は非常に喜ばしいですが、一つの懸念は今まで人間がしていた仕事を、人工知能が受け持つ可能性があるということです。

ハウステンボスにある「変なホテル」では、メインスタッフはロボットが対応します。

危険だったりきつい長時間労働の仕事などは助かりますが、手軽にできる仕事が人工知能にとって変わられるのはどうなんでしょう。

雇用拡大を唱える一方で、雇用減少の要因は人類の発展とともに進んで行くのですね。


タグ:日本IBM
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